「しんこう」と「しこう」
弁護士 佐々木 満男
■本稿はキリスト新聞かんらん"欄連載記事、2000年3月25日号の原稿です。
心をつくして主に信頼せよ。自分の知識に頼ってはならない。すべての道で主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる(箴言三・五、六)
「しんこう」(信仰)とは、神を信じ、神を仰ぐことです。「しこう」(思考)とは、世のことを思い、世のことを考えることです。人間は、霊(スピリット)と魂(マインド)と体(ボディ)の三つの次元から成り立っています。「しんこう」は霊の次元の事柄であり、「しこう」は魂の次元の事柄です。ですから、「しんこう」は「しこう」を支配し、「しこう」は「しんこう」に従わなければなりません。
「しこう」は、目で見たり、手で触ったりするいわゆる人間の五感によって思ったり、考えたりすることです。頭で判断する(自分の知識に頼る)ことです。これに対して、「しんこう」は、目で見たり、手で触ったりすることのできない神を信じ仰ぐことです。心で信じる(主に信頼する)ことです。
天地万物の創造主なる神は全知全能ですから、人の思いや考えにはるかにまさるご計画を持っておられます。私たちは、見えるものにではなく、見えないものに目を注ぎます。見えるものによらないで、「しんこう」によって歩いているのです。なぜなら、見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくからです。(Uコリント四・十七、十八、同五・七)
「しこう」よりも「しんこう」を大切にすることが、問題解決の秘訣です。
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